y.や印工務店YZRS WORK / FIELD NOTES
AI OPERATING MODEL / 2026

AIは手を動かす。
人間は理由を持つ。

や印工務店では、アイデアを思いつきで終わらせない。AIと人間が共通の記録と手順を参照し、制作・検証・公開・改善を続けています。

大切なのは「どのAIを使ったか」ではなく、何を任せ、どこで判断し、何を次の仕事に残したか。

01 / THE MODEL

頭脳をひとつにしない。
判断の基準を共有する。

人、AI、ツールを一体化しない。仕事の責任と手順を分けることで、使うAIや実行環境が変わっても、仕事の考え方が残ります。

01 / OWNER

人間DIRECTION & OWNERSHIP

目的と境界を決める。 何を作るか、やらないか、許可が必要な操作は何か。AIの提案を採用するかも、人間の責任で判断します。

02 / SKILL & CONTRACT

共通の手順RULES BEFORE TOOLS

作業の進め方を定義する。 入力、完成条件、禁止事項、確認方法をSkillや規約に置き、AIごとの思い込みや手順の省略を防ぎます。

03 / AGENT

AIと実行環境EXECUTION & VERIFICATION

許された範囲で実行する。 調査、制作、編集、検証、差分の提示を担当。権限や環境が足りなければ、推測で突破せず停止します。

02 / WORK FLOW

仕事を進める。
そして、理由を残す。

これは代表的な仕事の流れを示した概念図。作業によって手順や承認点は異なり、すべてを自動で順番に実行するわけではありません。

01

目的を定める

成果・範囲・触らないものを明確にする。

02

正しい手順へ

Vaultの情報と該当Skill・規約を確認。

03

作る・検証する

許された範囲で実装し、結果と限界を示す。

04

必要なら承認

契約で定められたHuman Gateを通す。

05

次へ引き継ぐ

結果と判断の経緯を適切な記録へ残す。

↶ 残した理由と検証結果を、次の仕事に再利用する

※ GitHubのbranch → PR → mergeは変更を運ぶ仕組み。PRやmerge自体が、人間の承認を意味するわけではありません。承認条件は対象業務の規約で決まります。

03 / BOUNDARIES

任せることと、
止まることを決めておく。

AIを使いこなすとは、何でも実行させることではない。可逆な作業を進めやすくしつつ、重要な境界で無断変更を防ぎます。

DELEGATED / 契約で許される範囲

AIが進められる仕事

  • 情報の調査と整理、比較案の作成
  • 制作案・文章・コードの下書き
  • 可逆なVault内部更新(適用される規約の範囲内)
  • テスト・差分確認・未確認事項の報告

できることは接続権限・作業環境・個別Skillによって変わります。

HUMAN GATE / 条件付きで停止

人間が判断する境界

  • 公開・配信など、明示許可が必要な操作
  • 作業範囲を超える変更や設計方針の変更
  • 規約上、Owner確認を要求する書き込み
  • 根拠が不足し、推測が必要になる判断

すべての操作に一律の承認を要求するのではなく、業務別の契約を優先します。

04 / REAL EXAMPLE

最近の仕事を、
分解してみる。

抽象的な理想論ではなく、実際の更新を例に。2026年10月、AI Skill Recipeのトップページを整理したときの進め方。

CASE / AI SKILL RECIPE — INDEX CLEANUP実際のPR #95を見る ↗

作品集を作り直さず、
古い入口だけを整理する。

HUMAN / 意図リニューアルしない

旧道具箱と電子工作通信の重複を解消。デザインと5カテゴリは維持。

CONTRACT / 範囲HTMLは1ファイルだけ

作品番号の整理、古い時期表示の更新。余計な機能追加は禁止。

AI / 実行小さなPRを作る

Luna Maxが変更し、21作品・番号・差分の静的整合を確認。

GATE / 判断人間がGOを出す

未実施のブラウザ確認を把握したうえで、マージを明示指示。

結果:22作品 → 21作品。既存の5カテゴリを維持。BOUNDED CHANGE / MERGED
05 / MEMORY

残すのは会話の量ではない。
次に使える判断の材料。

すべてを1か所に集約しない。何のための記録なのかで保存先と詳しさを分け、必要なものをたどれるようにします。

現在地

いまの目標、次の作業、未解決の条件。現在の状態を示すための記録。

実装と検証

何を変え、何を確かめ、何が残ったか。Projectや作業単位の証拠。

設計と学び

なぜその方針を選び、何を見送ったか。将来の判断に再利用する知識。

AIを増やすより、
判断を積み重ねる。

思いつきを形にして、次に使える形で残す。や印工務店のAI運用は、特別なモデルの名前よりも、この反復でできています。