や や印工務店 YZRSWORK
公開向け構造ガイド
確認日 2026-10-12
OBSIDIAN × GITHUB × AI

VAULT
OPERATING
SYSTEM.

制作・公開・運営を支える、
記録と手順のワークスペース。

Vaultは、Obsidianで読み書きするファイルの集まりです。や印工務店では、制作の記録、仕事の状態、公開の手順、再利用する知識をここにまとめています。資料を貯めるだけでなく、「何を作り終えるか」「何を運営し続けるか」「どの手順で進めるか」を結びつける設計です。ここでいう「OS」は、その運営基盤を表す比喩です。

テキストで記録 仕事を6分類 人とAIで手順を共有 重要な判断は人間へ
01 /

共通の運営基盤DECISION CONTEXT / SHARED FOUNDATIONS

結果だけでなく、判断の理由を残す。

何を選び、なぜ選び、どう検証したか。その背景を記録し、次の制作や改善で参照できるようにする基盤です。下の3要素が、共通の基準と元記録への入口を担います。

共通ルール・設計判断_system/
作業手順と判断基準を管理。設計判断の文書には、背景・決定・理由・影響を残す。
知識への入口index.md
必要な元記録へたどり着くための、AI向けのVault全体マップ。人間も参照できる。
現在の仕事の俯瞰project-overview.md
各Workの状態や次の取り組みを見渡し、元ノートへつなぐ一覧。状態の正本は各ノートの属性情報にある。
記録・根拠
何を試し、何が起きたか。実測値や検証結果を残す。
判断の経緯
何を選び、なぜ選んだか。比較した案、見送った理由、判断の前提をたどる。
再利用する知識
使えた方法や失敗から学び、条件の違いを確かめて次の判断に活かす。

経緯を残す場所:恒久的な設計判断は専用の文書へ、Projectの実装・検証は各ログへ、作業単位の成果・判断はその作業の記録へ残します。入口となる3要素に履歴を集約する仕組みではありません。上の3つの観点は再利用の考え方です。根拠や未確認事項を残す手順はありますが、すべての判断・代替案の記録や構造化を保証するものではありません。

ツールと元記録の役割:記録の本体はMarkdownなどのファイルで、Obsidianは閲覧・編集の場です。GitHubのPRは変更提案とレビュー、変更履歴は差分を追う手がかりになります。差分だけでは判断理由を読み取れないため、元ノートやログの説明と併せて参照します。一覧や図は元記録を案内する派生ビューです。

AIが担うこと:必要な記録を参照し、規定の手順(skill)に沿って整理、下書き、更新案の作成などを行います。許可された可逆な内部変更は委任し、承認が必要な操作は各業務の規約に従います。たとえば記事の下書きと公開は別で、noteへの公開にはオーナーの明示が必要です。判断できない条件や不明な数値を、AIが推測で補わないルールを設けています。

02 /

仕事を6つの種類で管理WORK PORTFOLIO / ACTUAL VAULT FOLDERS

Workは、制作や運営などの管理対象を指します。終わり方と役割に応じて6種類に分け、それぞれのフォルダへ置きます。下はVault全体のツリーではなく、Work分類に使う6つの保管先です。

Grownbox

grownbox/
育成中の企画・研究

まだProject化していない企画・研究。仮説を育て、有限の仕事として進めるか判断する。

Projects

projects/
完了条件のある仕事

完了条件のある制作・開発・展示。進捗と次の行動を管理し、判断・実装・検証の経緯はノートやログに残す。

Series

series/
作品を生み続ける親シリーズ

複数の作品や活動を継続して生むシリーズ。親単位に完了率は付けない。

Services

services/
継続して運営する仕組み

サイトやアプリなど、継続運営を前提とする仕組み。開発・本番運用・保守の段階と課題を記録し、改善判断につなげる。

Collections

collections/
項目を足していく棚

完了条件を持たず、必要な項目を追加していく棚。項目の収録状態で捉える。

Resources

resources/
再利用する方法論・知識

方法論・知識・共通設計を、出典や適用範囲とともに残し、次の制作で参照する。作業の進捗は管理しない。

分類(kind)、状態(status)、必要に応じた段階(stage)は別の情報です。0〜100の進捗値はProjectだけが持ち、継続Serviceには完了率を付けません。

ローンチ担当者から見ると:「特定のリリースを受入条件まで仕上げる」はProject、「公開したサービスを保守・改善し続ける」はServiceに当たります。これは分類の説明例であり、公開時にフォルダが自動で切り替わる仕組みではありません。

03 /

制作から公開・運営への流れBUILD → LAUNCH → LEARN LOOP / BUSINESS VIEW

これは業務の関係を説明する概念図です。フォルダの階層や、自動処理の順序ではありません。記事の下書き、Work更新、解析記録などには個別の手順がありますが、以下の5段階を一括で自動実行する仕組みを示してはいません。

1

発見・企画を育てるDISCOVER / FRAME

思いつきや現場の困りごとを記録し、仮説と実行条件を整理する。

grownbox/inbox/resources/
2

作る・検証するBUILD / VALIDATE

完了条件のある制作はProjectで管理し、設計・検証の記録を残す。コードの実装は各リポジトリや開発環境で進める。継続Serviceでは、開発・運営・改善の段階を記録する。

projects/GitHub PRAI skills
3

公開・届けるLAUNCH / DISTRIBUTE

記事の下書きや公開用素材を整え、各媒体の手順と必要な承認を経て公開する。サイトや配信ツールの実装・稼働は別の環境が担い、Vaultは記録と手順を支える。

note-workspace/services/site / apps / SNS
4

公開後の反応と収支を確かめるMEASURE / DECIDE

閲覧・流入などは取得期間と取得時点を伴う観測記録として扱い、実際の金銭の動きとは区別する。不明値をゼロで埋めず、人間が継続・改善を判断する材料にする。

analytics_view/Finances/
5

知識・部品・経験を次へREUSE / COMPOUND

制作で得た方法や知識を、根拠や適用範囲とともにResourcesへ整理する。項目を集めるならCollections、作品を継続して生む活動ならSeriesと、役割に応じて扱う。

resources/collections/series/
↺ 学びを次の企画へ ─ 過去の理由と検証結果を読み直し、条件の変化を踏まえて次に試すことを判断する。
04 /

運用例:JUNK YARDREAL-WORLD EXAMPLE / PROJECT TO PUBLIC EXPERIENCE

CASE / EXHIBITION

JUNK
YARD

制作物を展示・体験・情報発信へ展開する実例。

作品制作を、展示とWeb上の説明につなぐ。

JUNK YARDでは、展示企画と作品の記録をもとに、紙のZINEとWeb作品ページへ説明を展開しています。両者は共通の作品データを参照します。電子工作作品の制作過程は、公開済みのnote記事からも確認できます。

作品制作展示紙のZINEWeb作品ページ制作記事

公開作品ページ:MO-1
制作記事:TINY CAFE NEON

この事例で示せる範囲:制作情報を複数の公開物へ展開する構成です。顧客獲得・売上への効果や、来場者全体の評価を証明する事例ではありません。
05 /

完了・休止・中止した仕事を保管するLIFECYCLE / COLD STORAGE

cold-storage/ は、現役の管理対象から外したWorkの保存場所です。7つ目の分類ではなく、元の分類を保ったまま状態別に保管します。AIも通常の開始時には読みません。

完了・役割終了cold-storage/archive/

完了・役割終了。実績と学びを残す。

休止・再開待ちcold-storage/freezer/

一時停止。再開の意志があるもの。

中止・廃案cold-storage/graveyard/

復活を前提にせず、判断の履歴を保存。

通常の archive/ は、Work以外の古い記録・一般ノート・退役したガイドなどを保管する別領域です。Cold StorageのArchiveから現役へ戻す際は、現在の目的や条件を確認し直します。